2020/4/1
中国国内における新型コロナウイルスの感染拡大は、社会を止めてしまう厳しい措置を講じたことで歯止めがかかりつつあります。しかし、この間に被った経済損失はあまりにも甚大でした。
中国は「2020年のGDPを2010年比で倍増させる」という国家の威信をかけた必達の目標を掲げています。大和総研では、20年の実質成長率は1.5%程度になり、「公約未達」を予想していますが(※1)、私個人的には、国家を挙げて取り組んでいる重要目標を未達となる想像がどうしてもできません。本文で紹介している「新型インフラ」を中心に、巨額投資を行い、なんとか達成を目指すのではないかと予想しています。
投資金額などの具体案は、現在延期されている全国人民代表大会(全人代)で明らかにされると思います。新規感染者の多くを占めていた外国人の入国を禁止し、事実上封鎖されている武漢は4月8日に解除する予定です。全人代の開催は近いとみて間違いないでしょう。
巨額な投資、規制緩和は我が国の関連企業にとっても大きなビジネスチャンスになると思います。
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