【日経ビジネス】新型コロナウイルスを契機に激変する中国の教育現場

2020/3/11

【連載】西村友作の「隣人の素顔」~リアル・チャイナ
新型コロナウイルスを契機に激変する中国の教育現場
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中国における新型肺炎の新たな感染者数は減少傾向にあるものの、経済活動が正常な状態に戻るには依然としてほど遠い状況で、特に経済成長のエンジンとなっているサービス業への影響が甚大となっています。

一方、中国の『史記』にも「禍福は糾える縄の如し」とありますが、新型肺炎の感染拡大はインターネットサービス業にとっては「福」をもたらしそうです。一例として、私が勤める対外経済貿易大学でのインターネットを利用した新しい取り組みの一部を紹介しています。

年後半にかけて大きな経済対策が打ち出されると予想されますが、危機対処の一助となったインターネット分野への投資増大は間違いないとみています。これにより5G基地局の敷設が一気に進み、結果として対応スマホの需要も高まるかもしれません。

ポストコロナ時代においては、傷んだ経済の中でも「転禍為福(禍を転じて福と為す)」分野を冷静に見極める必要がありそうです。

 

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投稿者:

西村 友作

中国 対外経済貿易大学 教授、日本銀行北京事務所客員研究員、専門は中国経済・金融。