【日経ビジネス】恒大ショックで中国経済は危機に陥るのか?

2021/10/13

中国の不動産大手「中国恒大集団」の経営危機がにわかに注目を浴びており、一部では、「第2のリーマンショック」といった声まで聞かれるようになりました。

昨年8月、恒大集団の有利子負債の実態が記載された内部報告書が流出。同時期に中国政府が実施した不動産規制強化が引き金となり、同社の経営は厳しくなっていきます。

恒大集団に対する無条件での政府支援は無いと思われ、短期的にはデフォルトの可能性は十分考えられますが、システミックリスクの発生や不動産価格の暴落など、中国経済が危機に陥る可能性は低いと考えています。

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投稿者:

西村 友作

中国 対外経済貿易大学 教授、日本銀行北京事務所客員研究員、専門は中国経済・金融。