【日経ビジネス】“キャッシュレス国家”中国で、増える自販機、減るATM

2021/6/9

人々が財布を持ち歩かなくなって久しい中国ですが、国内のキャッシュレス生活は新型コロナウイルス禍を経てさらに加速しています。

その影響を大きく受けているのが銀行で、先日久しぶりに店舗に行ってきましたが、順番待ちの人が一人もおらず直接窓口に案内されました。キャッシュカードによる出金額、ATMの設置台数も激減しています。

その一方で増えているのが自動販売機です。最近北京の街でよく見かけるのが、日本で言う「ガチャガチャ」のような「盲盒(ブラインドボックス)」で、若い女性に人気だそうです。

新型コロナ禍を経て、中国ではATMの産業廃棄物化と自動販売機の普及が加速していきそうです。

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投稿者:

西村 友作

中国 対外経済貿易大学 教授、日本銀行北京事務所客員研究員、専門は中国経済・金融。