【日経ビジネス】北京のタクシー運転手が好むのはEVか、ガソリン車か?

2023/3/8

私は北京でタクシーに乗ると、情報収集のために必ず運転手と喋るよう心掛けています。

そのタクシー運転手が冬場によく口にするのがEVに対する愚痴です。EVタクシーのほとんどの運転手が「ガソリン車の方が良かった」と口を揃えます。その最大の理由が、冬場の航続距離と充電時間の問題です。

現在世界ではEVシフトが急激に進んでいますが、EV先進国である中国で顕在化する様々な課題は、今後EVの普及が進む国々において参考となると思います。

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【Foresight】パナソニックが挑む、「中国」巨大介護市場

2021/9/10

この10年で60歳以上の人口が5割弱増と、中国では急激なスピードで高齢化が進んでいます。

高齢化に伴い関連サービスも増えていますが、過去に詐欺事件や老人虐待、環境不衛生問題などが話題になったこともあり、中国人の老人ホームや介護施設に対するイメージは決して良くありません。

ここに、歴史と実績を兼ね備える質の高い日本企業のビジネスチャンスがあると思います。

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【日本経済新聞】経済教室『新常態、技術革新を成長の糧に 中国共産党100年』

2021/6/29

中国経済の仕組みは、中国全土に「根」を張る中国共産党が掲げる目標・計画の「幹」に、経済・産業政策という「枝」が四方に伸び、その先に無数の企業の「葉」が生い茂る姿をイメージするとわかりやすいと思います。

100周年を迎えた中国共産党は今年、「第2の100年の奮闘目標の達成に向けた最初の5年」と位置付ける「国民経済・社会発展の第14次五カ年計画および2035年までの長期目標綱要」を発表しました。今後は、このグランドデザインを「幹」に具体的な政策が打ち出されていく見通しです。

本稿では、転換点を迎えた中国の経済構造を考察した上で、供給側構造改革を通じたイノベーション駆動型への転換を目指す中国経済の現状と課題、展望を論じています。

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【日経ビジネス】結婚できない?しない?「一人っ子」たち。中国の婚活・出産事情

2021/3/17

中国の出生数減少が止まりません。30年以上続いた「一人っ子政策」の影響で人口構造にも副作用が顕在化しています。

その一つが男女比率の歪みです。全体的に男性比率が圧倒的に高く、結婚できない男性が増えている一方で、高学歴マーケットに目を向けると女性余りが起こっているようです。

婚活市場における男女のミスマッチは、将来的な単身人口の増加、ひいては出生数の更なる減少、少子高齢化の加速という悪循環を招きかねません。歴史的役割を終えた「計画生育」の根本的な転換が求められています。

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【日経ビジネス】中国、経済を「内需」拡大に戦略転換、主役は「地方」に

2020/6/17

【連載】西村友作の「隣人の素顔」~リアル・チャイナ
中国、経済を「内需」拡大に戦略転換、主役は「地方」に

中国の重要会議である全人代。初日に首相が読み上げる「政府活動報告」は毎年必ず生中継を見ていますが、中でも今回私が注目したキーワードは「地方」です。

今回は1988年以降で初めて実質経済成長率の目標設定が見送られ日本のメディアでも話題となりましたが、もちろん経済成長をあきらめたわけではありません。中国国内にはまだまだ経済発展を必要としている地方が数多く存在しており、李克強首相も「報告」の中で経済成長の必要性を強調しています。

「内需拡大」の主役となりそうな地方経済の光と影を考察しています。

 

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