【日本経済新聞】経済教室「懸念高まる中国経済」

2024/5/21

日本経済新聞の「経済教室」に拙稿が掲載されました。


今回のテーマは「懸念高まる中国経済」。中国経済は、不動産不況を起点とする景気悪化が深刻化している中、今年の政府活動報告では「AIプラス」が提唱されるなど、中国政府は新たな成長産業の育成に躍起になっています。
本稿では、「イノベーションの父」と呼ばれるシュンペーターの「新結合」の概念を用いて中国式イノベーションモデルを考察したうえで、スタートアップで「国進民退」が進むことで、イノベーションの担い手である民間企業のクラウドアウトが起こるリスクを指摘しています。

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西村 友作

中国 対外経済貿易大学 教授、日本銀行北京事務所客員研究員、専門は中国経済・金融。